30代LSE私費留学日記 & たまにマーケットコメント

東大→金融機関リサーチ職10年超→30代LSE私費留学

イギリスで日本より安いもの

昨日のブログでは、イギリスのインフレ事情について書きました。日本より高いインフレ率に加え、昨今の円安により、ロンドンではすべてのモノ・サービスが高く感じます。ただ、今日はあえてイギリスで日本より安いものについて語りたいと思います。

 

物価がとりわけ高いロンドンでも、安くて良いものはあります。ここまで円安が進んでくると(本記事執筆時点で約185円/ポンド)、日本と比べて安いものをみつけるのはなかなか難しいですが、品質に割りに(物価統計的に言えば品質調整をすれば)リーズナブルなものはあります。私がロンドンで高いなと感じるものの代表例は家賃と外食です。感覚的に東京の3倍はします。一方で、スーパーでの食材は(付加価値税が免除されるということもあり)安いです。外食は高い上においしくない(英国滞在歴の長い方に聞くとこれでもマシになったそうですが)ことが多いですが、スーパーの食材は日本より品質の良いものが多くあります。以下、代表的なものを挙げていきます(個人的な感想ですのであくまでご参考までに)。

 

・野菜/イモ類/果物

野菜は、値段はモノによりますが、品質は総じて日本より良い気がします。感動したのは、セロリとマッシュルームです。セロリは苦手で食べれませんでしたが、イギリスにきて食べられるようになりました。マッシュルームは安くて日本より香りが格段に良いです。ジャガイモも、日本よりも安くて味が濃くておいしいです。果物にも驚きました。イチゴは20個くらい入ったパックで2~3ポンドで買えます。味も良いです。その他、ぶどう(Cotton Candyという種類がお気に入り)、マンゴー、洋ナシ、等々、日本よりかなり安くて味も良いです。りんごとメロンは日本ほど甘くないですが、それはそれでさっぱりしていておいしいです。なにより値段が安いです。

 

・肉/乳製品

チーズや生クリーム等の乳製品は日本よりも圧倒的に安くて品質も高いです。種類も豊富です。チーズは日本では専門店レベルのものが普通にスーパーで買えます。お肉はものによりますが、総じて価格、値段ともに日本より良い気がします。先程、良いめのスーパーで確認したら、サーロインステーキ227グラムが5.25ポンドでした。赤身のお肉は日本で買うよりも柔らかくておいしい気がします。お肉屋さんで塊りで買うとさらにリーズナブルになります。鶏肉は日本と同じかちょっと高い気がします。なぜかもも肉よりも胸肉の方が高いです。ただ、丸鶏は安く、昨年のクリスマスの時期には一匹5ポンドで買えました。他方、魚介類は高く、種類も少なく、日本と比べても新鮮さに欠ける気がします(日本と同じ島国なのに。。。)。

 

・パン/焼き菓子系

当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、パンは美味しいです。ウェイトローズのガーリックトーストバケット2本で2ポンド弱)がお気に入りです。また、スコーンを含め、焼き菓子系がとにかくおいしいです。日本では、イギリス系焼き菓子としては幡ヶ谷にあるサンデーベイクショップが好きでよく行っていましたが、そのレベルの焼き菓子がスーパーでも(大学の売店でも)買うことができます。値段は日本に比べてやや安いといったところでしょうか。

 

スーパーの食材以外でいうと、セーターやアウター類が安くて質も良い気がします。ネクタイもシルクなのに安く、当面使わないのに買ってしまいました。あとは、美術館/博物館が無料で入れます。大英博物館やナショナルギャラリー等、世界的にみても名高い美術館/博物館に無料で入れるのは有難いです。何か他にも思いつけば、こちらの記事に追加していこうと思います。

 

江戸っ子UK